厚生労働省、CBN(カンナビノール)を「指定薬物」に指定。2026年6月より施行、医療用には例外措置も



厚生労働省は3月18日、カンナビノイドの一種である「CBN(カンナビノール)」を新たに指定薬物とする省令を交付しました。施行日は2026年6月1日となっており、国内のカンナビノイド市場に極めて大きな影響を与えることが予想されます。

規制の概要:2026年6月から製造・所持等が原則禁止に

今回の省令により、CBNは医薬品医療機器法に基づく「指定薬物」へと分類されます。施行後は、以下の行為が全面的に禁止されることとなります。

  • 禁止事項: CBNおよびCBN含有製品の製造、輸入、販売、所持、使用
  • 施行日: 2026年6月1日

一方で、他の治療法で代替できないなど、医学的な必要性が認められる場合に限り、所定の手続きを経ることで「医療用」として継続的な使用が認められる方針も示されています。

市場への影響:CBD市場の約3割を占める主要成分への打撃

CBNは、大麻草に含まれる天然カンナビノイドの一種であり、CBD(カンナビジオール)製品に配合される形で多くの製品がECサイト等で流通しています。

日本カンナビノイド関連団体連盟(JCF)の中澤亮太事務局長は、2025年10月の時点で**「CBN製品やそれを配合した製品は、現在のCBD市場の約3割を占めている」**と言及。今回の規制により、国内市場の大部分を占めるラインナップが実質的に排除される形となり、業界全体への大きなインパクトは避けられない見通しです。

指定までの経緯:CBD議連の反発と紆余曲折

CBNの規制を巡っては、これまで政治的な議論も活発に行われてきました。

  • 2025年10月28日: 指定薬物部会にてCBNの指定が承認。
  • 2025年10月29日: 超党派の「CBD議連(カンナビジオールの活用を考える議員連盟)」が規制案に反発。

議連の反発を受け、一度は指定が見送られていたものの、最終的に今回の省令交付に至りました。今後は、施行日までに在庫の整理や代替成分への切り替えなど、事業者に迅速な対応が求められることになります。

厚生労働省、「CBN」を指定薬物化 医療用途は継続的な使用も可能
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