HIVとCBD
1996年、カリフォルニア州は医療大麻を合法化した最初の州となった。 現在、健康状態の治療を目的とした大麻の使用は、38 の州、3 準州、およびワシントン DC で合法となっています。
合法化が米国全土に広がるにつれ、大麻使用について医師の許可を得たと報告する人の割合は過去10年間で倍増し、2013年から2020年の間に1.2%から2.5%に増加した。
しかし、オーストラリアのメルボルンにあるスウィンバーン工科大学の博士研究員であるトーマス・アーケル博士は、医療大麻の有効成分であるTHCとCBDの有効性に関する臨床的証拠はまだ初期段階にあると述べています。
「特定の症状に対してどのような種類のTHCとCBDの用量が最も効果的か、どのような投与形態が最も効果的か、症状が改善しないために一部の患者が治療を中止する理由は何かなどについて、より強力な証拠ベースを構築する必要があります。 」と、2023年5月9日にJAMA Network Openに掲載された大麻使用と健康関連の生活の質に関する新しい研究の共著者であるアーケル博士は述べています。
アーケル氏によれば、この研究は「おそらくこの種の研究としては最大規模」であり、医療用大麻が身体的健康と精神的健康の両方を含むさまざまな生活の質の尺度にわたって大幅な改善をもたらしたことが判明した。
Effects of Marijuana(大麻の効力)
研究者は大麻がエンドカンナビノイドと同じような働きをすることを学びました。エンドカンナビノイドとはあなたの体を自然に保つ為の体内の分子です。それらはあなたのストレスレベル、睡眠、代謝を調整します。その他にも記憶、炎症、免疫システムにも作用します。 HIV患者の大麻に対する意見調査の一つではこう言われています。 ・食欲増進 ・神経痛、筋肉痛の緩和 ・吐き気の緩和 ・不安やうつ症状の軽減 ・睡眠促進 ・手や足にでるチクチクした痛みの緩和
How CBD May Help(CBDはどう役立つか)
ラットやネズミを使った研究ではCBDが神経痛と神経障害性疼痛に作用することが分かっている。またCBDは不安や不眠症に効果がある証拠もある。人間に対しても同じような効果が期待できるのかどうかはもっと多くの調査が必要とされるでしょう。
Is It Safe?(安全性は?)
CBDはリキッド、飴、オイルからベープなど色々な商品があり、FDA(US Food Drug Association)は規制はしていませんがCBD商品として認可しているものはEpidiolexという2つの種類のテンカンに処方されるCBDオイルだけです。その為CBD商品にあるラベルに表示されている成分が正しいかどうか消費者が判断するのは難しいことです。THCが入っていないとうたっているCBD商品からTHCも見つかっていたりもしています。またCBDのラベルに表示されている濃度についても保障はありません。 CBDにも副作用はあります。 ・倦怠感 ・眠気 ・下痢 ・涸渇
Choose the purified form(不純物の少ないものを選ぶ)
信頼できるメーカーや商品を自分で探す。THCの入っていない精製されたCBD商品を使うことでハイになることなく効果を得ることができる。
Don’t smoke it. (吸引しない)
吸引する行為は肺に負担がかかるのでやめましょう。
Know your dose. (自分の処方量を知る)
ドクターと相談してあなたにとってベストな分量を知る。
Check for drug interactions. (相互作用を調べる)
CBDは血液希釈剤など他の治療と平行して使えます。HIVの治療にCBDを使う前にドクターに確認しましょう。
CNN health